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あれからもう直ぐ1年かぁ。

もう決して帰ってきません。



引用
<相模原事件>娘の死、向き合えぬ 62歳父、がん延命拒否
7/22(土) 3:02配信 毎日新聞


<相模原事件>娘の死、向き合えぬ 62歳父、がん延命拒否

 19人の命を一度に奪った「津久井やまゆり園」の殺傷事件。
愛する長女(当時35歳)を失った父親(62)が口を開いた。
現実に向き合おうとしては思い出がよみがえり涙する。その繰り返しの1年だった。
自らは今春、がんと診断された。「もうすぐいくよ」。仏壇の前で毎朝、語り掛ける。【国本愛】

 長女の朝は、甘めのコーヒーを飲むことから始まった。大きなマグカップに母親が氷を一つ落とす。眠そうな顔で一気に飲む。足りないとテーブルをカップでコンコンとたたいた。父親のまぶたには、そんな日常が焼き付いている。

 仕事人間だった父親は49歳で早期退職してから、長女と一日中、一緒に過ごした。長女はソファに腰掛ける父親の足や肩をトントンとたたき、抱っこをせがんだ。本を読もうとすれば「かまって」とばかりにはたき落とした。夜中になると布団に潜り込んできた。

 長女が食事を粗末にした時、怒ったことがある。すねて口を利いてくれなくなり、最後には折れて「ごめんね、お父さんが悪かった」と謝った。「気まぐれでわがままで、甘えん坊だった」

 あの日の朝、テレビで事件を知った。駆け付けた園で職員から「亡くなりました」と知らされた。長女と対面できたのは午後8時ごろ。傷痕は見えなかった。「すごくきれいで、今にも起きそうだった」。家族だけの葬儀を済ませ、ひつぎには長女が大好きだった「となりのトトロ」の絵本を入れた。

 そばにいたくて、四十九日まで骨つぼを枕元に置いた。毎朝、仏壇にコーヒーを供えて「元気か?」と声を掛け、「元気ってことはねえか」とつぶやくのが日課になった。

 思い出が詰まった自宅での1人暮らしは、つらい。洗面所で歯磨きをすると、後ろから抱きついてきた長女を思い出す。トイレにも、リビングにも……。
施設に預けた自分を責めた。
少しずつ現実を受け止めようと生きてきたが、ふとした瞬間に「もういないんだ」という現実が去来し、おえつしてしまう。

 今年3月、がんと診断されたが、延命治療は選択していない。

 最後に会ったのは、事件の3週間前。
肩の具合が悪く、いつもする抱っこができなかった。「次はしてあげるね」。すねた長女に言って別れた。

父親は
「最後に抱っこしてあげられなかった。早く会って、抱っこしてあげたいなあ」

と、ぽつりと漏らした。



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ラビット黒

Author:ラビット黒
いつも来てくれてありがとうございます。

疲れ気味の年代です。
毎日嫌なことが多いですね。
忘れることも必要です。

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