2017 / 08
<< 2017 / 07  - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - 2017 / 09 >>
*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

リニア、胡散臭い。



「『“悪夢の超特急”リニア中央新幹線』著者 樫田秀樹氏インタビュー:岩上安身氏」 

まもなく19時から開始予定の岩上安身による『“悪夢の超特急”リニア中央新幹線』著者 樫田秀樹氏インタビューを実況ツイートします。
テーマは問題だらけのリニア新幹線計画と、マスコミ最大の「JRタブー」について。

「陰の財界総理」と呼ばれる葛西敬之氏の問題にも迫ります。

岩上安身「リニアの問題、マスコミでまったく取り上げられませんね。樫田さんが書かれた『“悪夢の超特急”リニア中央新幹線』も製本され書店に並ぶ直前に『待った』がかかり、3000部が裁断されてしまったと・どういうことでしょうか?」

樫田秀樹氏「出版社の上部団体である某大学から、『うちの学生にも鉄道会社に就職する者もいる。ついては、この本がうちの意図と思われては困る』と。非常に不可解。裏で何かがあったのかな、と思わざるをえない。出版社は出したがっていた」

岩上「リニア問題には数多くの謎がありますね。まずリニアは国ではなくJR東海がやる。東京・品川-名古屋間の2027年の先行開業を目指し、事業を進めている。全長286キロのうち、トンネルが86%を占める。総事業費は9兆円に上る」

岩上「過去にマスコミでリニアの問題を指摘したところはありましたか?」

樫田氏「古くは1990年代に山梨実験線について、山梨放送(日テレ系)が熱心に追及していた。その後はテレ朝『サンデースクランブル』で水枯れの問題を取り上げた」

樫田氏「その後、JR東海が環境アセスを出した時、マスコミ各社が一斉に『こんなんでいいのか!?』と批判的な社説を出している。しかしその声は次第にトーンダウンしていった。不自然です」

リニアへの疑問その1、極端な秘密主義・不十分な住民説明会について。

樫田氏「2011年9月27日からJR東海は住民説明会を58回やったが、本当に酷いものだった。まず質問は1人3問までで、3つの質問を同時に発しなければならない」

樫田氏「1問投げてその回答について追加質問、というやり取りが禁じられ、それを要求した住民男性はマイクを取り上げられた。住民は質問ができない、と非常に怒っていた。きちんとした回答でなくても、細部を聞こうとしても、再質問ができない」

樫田氏「電磁波に関するデータ、河川の水枯れの実態、膨大な残土の処理方法など、具体的な内容は何も明らかにされませんでした」

岩上「手続きだけ『粛々』とやり、住民だけが不満を募らせても訴えるところがない。マスコミが報じない」

岩上「原発事故後の東電の対応を彷彿とさせますね」

樫田氏「2013年10月14日の長野県大鹿村の説明会は特にひどかった。質問の手があがっているのに閉会宣言。詰め寄る住民に『名前は?』と聞かれても『スタッフです』としか答えなかった」

樫田氏「この説明会は2014年に国交省が認可する前の、最後の説明会だった。にも関わらず、住民の延長要請を無視し、幹部は裏口から帰っていきました」

樫田氏「これは山梨県上野原市にある脱出口の写真です。しかし86%がトンネルのリニアで、仮に豪雪の南アルプスで緊急停車時、どうやって1000人もの乗客を誘導するのか? これを説明会で質問したら、JR東海は『お客様同士で助け合っていただきます』と」

岩上「事故時の脱出ルートは十分にあるのでしょうか?」

樫田氏「都市部にはエレベーターがありますが、山間部では地下1400mのフ深さのため、山腹に出れる脱出口がある。JR東海は5kmおきに設置と説明すしています」

岩上「恐ろしいのはトンネル火災ですよね」

樫田氏「こうした事故時のシミュレーションをJR東海は出さない。とういう事故を想定し、どういう体制でどのように対処するのか、というのを出さないんです」

岩上「直近では4月に青函トンネルで発煙事故がありました」

樫田氏「この時は非常口の近くで止まったのが幸いした。トンネルの真ん中で停車したらどうなっていたか。2.4kmの脱出の道のりにも、5~6時間かかっているのです」

リニアへの疑問その2、河川の水枯れについて。

樫田氏「1997年4月、山梨県でリニア走行実験が始まると、周辺の河川や沢が次々と枯れ始めました。現地取材をしましたが、水源が完全に枯れてしまっていた。驚きました」

樫田氏「2009年、山梨県笛吹市御坂町では、2008年に実験線の延伸工事が始まると、町の一級河川「天川(てがわ)」が枯れた。トンネル内で異常出水が起こり、JR東海もさすがに因果関係を認めて、出水をポンプで天川に戻しています」

樫田氏「異常出水は人が流されてしまうほどのものもあります。・2011年夏、上野原市無生野地区の簡易水源であり尺サイズのイワナやヤマメが泳いでいた『棚の入沢(たなのいりさわ)』が枯れた。笛吹市役所によると『井戸が枯れた』との連絡が数十件寄せられた」

樫田氏「ここは地域の人たちの簡易水源でした。JR東海は保補償として井戸を掘り、電気で水を引きました。しかし、この補償期間は国交省の通知に従い『30年間のみ』と通達された。30年だったら自分たちでまかなえ、というわけです」

樫田氏「2013年の『環境評価準備書』には、・大井川の流量が最大毎秒2トンも減ると予測された。静岡県の人たちはたいへん驚いた。静岡県は唯一リニアの駅もなく、11km通るだけなのに。靜岡のお茶産業に大きく影響が出る」

樫田氏「太平洋側の7市2町に独自の水源は乏しく、ほぼすべてを大井
川に頼っています。中には100%大井川に頼っている自治体も。しかしJR東海は、リニア沿線に位置しないという理由で、これらの自治体への説明を行っていないのです」

岩上「これも原発の問題と似通っていますね。立地地域は狭く限定されるが、いざ事故が起きると広範囲に影響する」

樫田氏「残土の問題。JR東海は360万㎥の残土を、大井川源流部に6カ所。標高2000mの稜線に1カ所置く予定です」

樫田氏「この残土を運ぶためのトンネルを掘り、残土を山の上に積み上げるための工事までします。これには静岡県知事含め専門家も大反対した。山の上の残土が崩れたらどうするのか、また残土の重みで山自体が崩壊する可能性もある、と」

リニアへの疑問その3、残土問題について。

樫田氏「残土は全体で5800万㎥です。諏訪湖と同じ容量です。さらにリニアの実験線で排出された建設残土のうち、160万㎥が山梨県笛吹市境川町の谷を埋める事態に。しかし現在、用途は未定です」

樫田氏「JR東海は、住民説明会において、この残土について①JRの事業として、リニア建設で使う、②自治体の事業として処分する、③処分場を造ると、3つの方法を説明するが、それらが具体的にどのようなものなのか、説明はされていません」

樫田氏「5800万㎥のうち、処分が確定しているのは2割。8割は処分先も決まっていない。こうした諸々の問題について、国会議員が動き出したのが2014年。頑張って欲しいですがちょっと遅すぎますね」

リニアへの疑問その4 地域分断について。

樫田氏「神奈川県相模原市緑区鳥屋(とや)には11の自治会があるが、ここは幅400メートル長さ2キロにもわたる車両基地が建設されます。自治会の一つ谷戸自治会はそれにより、移転する人としない人とに分断される」

樫田氏「これはまさに降って湧いたような話なんです。住民にはかったということもない。自治会長さんですら知らなかった。ただ、ヘリが低空飛行したり、知らない人が『生物調査です』と山に入っていく姿は目撃されていました」

樫田氏「移転せずに済む人も、車両基地の高さ30メートルという壁に日照や景色を遮られ、近所付き合いを絶たれて暮らすことになります。分断される片側には2家族しかおらず、それでどうやってご近所活動をするのか」

樫田氏「しかも、分断される側の住民の移転費をJR東海が出すかどうか不透明なのです」

岩上「え!?」

樫田氏「同様の問題はやはり車両基地ができる岐阜県中津川市でも。ここは東西にリニアが通り、連動して南北に高速道路ができ、地域が縦横に分断されます」

リニアへの疑問その5、地震の影響について。

南アルプスの主稜線の30キロから40キロ直下までフィリピン海洋プレートが食い込んでいる。

南海トラフ震源域も南アルプスの南部にまで伸びている。

大地震が起これば、トンネルが崩落する危険性もあるという。

樫田氏「そもそもJR東海は、東海道新幹線が使えなくなった時のバイパスとしてのリニアだと。『地下にいけばいくほど地震に強くなる』と。しかし南アルプスは年間3~4mm、世界最速のスピードでせり上がっている。しかしJR東海は『大丈夫だ』と。それだけ」

樫田氏「2011年5月、つまり3.11から僅か2カ月後、国交省の『交通政策審議会』でこの地震について話し合われました。その時間、なんと15分。形式的に議論し、『大丈夫だ』と結論づけた。この審議会の座長が、八ッ場ダムの審議会座長を務めた人だった」

リニアへの疑問その6、人口問題と需要の減退について。

JR東海は、2045年の大阪開通以後、リニアと東海道新幹線をあわせると、輸送実績は1.5倍以上になると予測。

しかし、互いに客を奪い合うのでありえない。

しかも今後30年で日本のの人口は2割減る。

岩上「客を奪い合い、人口減少なのになぜ輸送実績が増えると言えるのでしょう?」

樫田氏「今まで飛行機やバスを使っていた人が、これからはリニアを使うようになる、という予測です。しかし値段にしても今の新幹線より高くなります」

リニアへの疑問その7、速いけど、早くないリニアについて。

品川駅から名古屋駅まで40分と、確かに速いが…リニア品川駅とリニア名古屋駅は、地下40メートル以深にある大深度駅となる。

従来の新幹線のホームに行くより5分程度は時間がかかる。

樫田氏「JR東京駅からJR大阪駅まで行く場合、リニアと東海道新幹線では、21分しか違わない。その21分のために、高価なリニアに乗るだろうか? しかもわざわざ名古屋で乗り換えてまで。経費を節約したいビジネスマンは使いませんよね」

樫田氏「しかも東京から新大阪へ行く人は、まず品川へ行き、そこから大深度にあるリニア品川駅まで重い荷物を持って歩き、乗っても一度リニア名古屋駅で降りて、そこからまた地上へ上がり…となる。東京から新大阪まで一本で乗っていた方がはるかに楽です」

樫田氏「JR東海は『鉄道事業は採算性だけではない』などと豪語します。結局彼らは結局『バイパス化』『移動時間の短縮』の2点のみを主張します」

リニアへの疑問その8、増える無人駅について。

JR東海はリニアで経済活性といいながら、12年8月以降、20以上の駅の『簡易委託化』と『無人化』を決定。

長野県では、飯田線の12の有人駅のうち9駅が13年度からの無人化を通達された。

岩上「これは一体どういうことなのでしょう?」

樫田氏「JR東海は、東京・名古屋・大阪が1時間圏内で結ばれる、つまり巨大都市圏ができるんだと。地域の人も、『上京せずに東京に通勤するようになるかもしれない』と期待を寄せる声もある」

岩上「その高い通勤費を誰が払うのでしょうか?」

樫田氏「しかもリニアは1時間に1本しか来ない。地域活性化になる、とJR東海はパンフレットを出しているが、疑問がある」

樫田氏「ローカルの人たちの利便性は考えていない。田舎は切捨てられていく。『無人化』では、自販機の普通切符以外は、特急券や定期券、企画切符、割引券も扱えない」

リニアへの疑問その10、採算性のあわないリニア。

十分な乗客数が見込めず、リニアは採算が見込めないのではないか。

そうなると、輸出しなければ割にあわない。

国内が巨大な実験線ナノでは?

しかし、JR東海の葛西敬之・名誉会長は、「中国嫌い」で知られる。

樫田氏「13年9月、JR東海の社長が記者会見の席で『リニアはペイしない』と発言し、国交省も市民団体との交渉の席で『リニアはどこまでいっても赤字です』と公言。これにはみんなビックリしました。『国費投入』を狙っているのではないかとの声もあります」

樫田氏「これまでの整備新幹線は国が2/3、お金を出してきました。ここまでの巨大事業で、当初予算でできた試しがありません。リニアに国費を投入するのか?という質問を国交省は何度も受けています。その度に『現時点ではなんとも言えない』と匂わせている」

樫田氏「社長が『ペイしない』という事業に、金融機関や、特に敏感な海外投資家はカネを出しません。だから、カネが工面できていないのではないか」

リニアへの疑問その11、電磁波の問題。

樫田氏「リニアは新幹線の3倍の電力を要する。その分強力な電磁波を発する。しかし乗客がどれだけ電磁波を浴びるのかJR東海は住民説明会で出さなかった。その後1回だけぎりぎりペースメーカーに影響しない数値を出した」

樫田氏「さらに、リニアの外の電磁波の問題もある。新幹線の3倍の電力を賄うために、柏崎刈羽原発から日本で初めて50万ボルトという、高圧線を設置した。高圧線周辺では、常に電磁波の健康問題が発生する」

樫田氏「大阪府門真市の古川橋変電所に15万ボルトの高圧線の全てが集まっている。高圧線群を中心に直径150メートルの範囲で過去10年で18人が死亡。死亡年齢は7歳から72歳。大阪府平均の白血病死亡率の120倍以上。がんで入退院している患者が17人」

樫田氏「門真市に限らず高圧線は日本全国を走る。100万ボルトの超高圧線の場合、200m離れても、その磁界値はなお4ミリガウスを示す。4ミリガウスで小児白血病が増加するというWHOが評価した研究結果は、日本では『C評価』で潰されてしまった」

樫田氏「問題なのは、リニアのための高圧線がどこを走るのかは非公開なんです。リニアの電気がどこから、どこをどう通るのかが不明。ルートによっては、高圧線が住宅地を通る可能性もあるのです」

リニアへの疑問その12、ウラン鉱床を通るリニア。

樫田氏「日本最大のウラン鉱床がある岐阜県の東濃地域を通る。リニアの特性上トンネルはほぼまっすぐ掘るため、ウラン鉱床にぶつかることは避けられない。鉱床があるかどうかは『掘ってみないとわからない』と」

樫田氏「リニア工事でウラン残土が発生したらどうするのか? 岐阜県のJR東海・環境保全事務所に電話で尋ねると、『東日本大震災での放射能汚染がれきの処分方法も参考にしたい:と、県外への搬出を示唆しました」

樫田氏「昭和30年代、人形峠(岡山県・鳥取県)でのウラン採掘でウラン残土が発生すると、そこからは常時、肺がんを引き起こすラドンガスが放出され、採掘労働者や近隣集落で多数の死者を出しました。この残土が人形峠に20カ所以上、放置されています」

樫田氏「ウラン残土は今だに放射線を出している。2009年末になっても、年間換算で3mSv。土を被せて置いてあるだけ。80年代までは土すら被せていなかった。原子力等規制法では残土は対象外なので、厳重保管しなくても良いことになっている」

樫田氏「特に強い放射線が出るものについて、国は他の土と混ぜて薄めて『ウランレンガ』を140万個作り、インターネットなどで売られました。これも放射線を出しています」

樫田氏「リニア計画沿線に位置する13の市民団体が加盟する『リニア新幹線沿線住民ネットワーク』はマスコミがまったく報じないため、自前で機関紙を発行するなどの運動を展開。2014年12月16日には5048通の異議申立てを国交省に提出しました」

樫田氏「現在、国交省がその適格性を把握中。しかしそもそもリニアを認可したのは国交省。2015年2月、建設認可取り消しを求めて『行政訴訟』を起こす方針を固めました。JR東海が情報を出さないため、議論や討論会は司法の場でやるしかないのです」

樫田氏「福島みずほ議員が院内集会を開き、JR東海が来る、となったので駆けつけたが、当日になってドタキャンした。『住民が来るところにはいかない』と話したそうです。JR東海が出てこず、情報も出てこない以上、もう行政訴訟しかない、となりました」

樫田氏「住民発行の機関誌『東濃リニア通信』を折込チラシで入れていた中日新聞から、『ちょっと難しくなりそうです』との話が。中日新聞に取材したところ、JR東海から『違和感がある』と圧力を受けたことを認めた。こんな田舎の自腹の機関誌にまで圧力」

岩上「新聞が常に毅然として報道ができるとは限らない。新聞は広告で生きている。広告チラシの裏に記事が載っていると考えた方が良い。マスコミにも限界があるのです」

樫田氏「市民が大井町などでビラ配りをするが、受取りの感触が良い。JR職員の中でも『リニアいらないよね』と耳打ちしていく人もいる。テレビ制作の人間は『JR東海がバックにいるから番組作りはむ難しい。ただ、事故を起こしてくれればね』と言っていた」

樫田氏「注目すべき静岡県の動き。大井川の水、標高2000mに残土なんてけしからん、と、県、市、水利権者、自治会のオール靜岡で連絡会議を設置し『懸念』を表明している。大井川をどう守るか、といった議題を、JR東海に直接問いただせる場に」

樫田氏「静岡市の自民党幹事長がリニアに対し『環境保全なき工事は認められない』との決議を出し全会一致で決議。『自民党中央からのお咎めを気にするより、この重大事件を議会が無視してはいけない』と。リニアを最も推進しているのは自民党ですから、驚きました」

リニアへの疑問その13、黙殺するメディア。

樫田氏「13年8月29日、リニアの実験走行が始まった際、全国紙の記者が市民の抗議運動に遭遇。しかしどの大手紙も報じず。ある記者の言葉『私たちにも熱意はある。だが、上はやはりスポンサーに配慮する』」

リニアへの疑問その14、原発1基分の電力を消費。

樫田氏「2027年に首都圏~中京圏の開業時想定で消費電力は約27万kW。その後新大阪まで開業した2045年には約74万kWに。これはJR東海が出した数値だが、瞬間最高値は出していない」

樫田氏「福島第一・第二原発の発電量は78万4000kW。リニアのために、原発が再稼働される…と断言はできませんが、山梨の実験線、変電所、柏崎刈羽が2基増設されたタイミングが同じ。少なくとも山梨では原発とリニアが連動していました」

岩上「葛西敬之・名誉会長はどういう人か? 『陰の財界総理』とも呼ばれています。・2006年2月には国家公安委員に就任。同年10月には第一次安倍政権化で、政府の教育再生会議委員に就任しました」

岩上「さらに2011年5月には、政府の東京電力に関する経営・財務調査委員会委員に就任。同年9月、原子力損害賠償支援機構運営委員会委員に就任など、3.11後に原発に関与している。そして2012年7月には内閣府宇宙政策委員会委員長に就任している」

岩上「そしてNHKの人事に絶大な影響力を持ち、籾井会長は葛西氏の『傀儡』とも言われています。その前は腹心の松本正之元JR東海社長をNHK会長に送り込んだ。財界関係者の証言では、反中国や反韓国、戦争を美化する右翼的な番組制作をNHKに求めたという」

岩上「脱原発は『再び国を滅ぼしかねない』とも発言。さらに『日米同盟を不動のものにするのが第一だ』と強調。集団的自衛権の行使、解釈改憲の必要性を説いています。『宇宙を活用した我が国の安全保障』と『宇宙基本計画』(素案)をまとめている」

岩上「さらに辺野古基地反対を掲げた翁長知事が当選したことを『そのこと自体が民主主義のルールに反するもの』などと批判。『「地域主権」

の迷走』、『局部の暴走』『ポピュリズムという麻薬の常習状態』などと酷い言いよう」

樫田氏「民意を分かっていませんね」

岩上「葛西氏は92年、『親しくしている女性』の自宅警備費3200万円をJR東海に出させ、特別背任罪にあたるとして東京地検特捜部に告発されたが、東京地検は東京地検は『嫌疑なし』として不起訴処分に。『社内会議で承認を得ていたから』と」

リニアへの疑問その15、海外での事例。

樫田氏「2006年、ドイツのリニア実験線で、走行中のリニアが停止していた工事用車両と衝突し、試乗者23人が死亡するという大事故が発生。2008年、ドイツ政府は開発中止を決定しました。まともな判断です」

樫田氏「中国・上海では、空港から市の手前まで30kmをリニアが走っている。しかし、2008年1月、電磁波による健康被害を恐れた住民の反対運動により、延伸中止が決定された。中国では民意は無視されると思われがちだが、住民の声が反映されたのです」

リニアへの疑問その16、国費投入か?。

自民党は党内の「超電導リニア鉄道に関する特別委員会」で、名古屋・大阪間の3兆6000億円はJR東海に無利子融資すべきと決議。

関西の経済界も大阪同時開通のために「国費投入」をとの決議を出している。

樫田氏「しかもリニアは自民党の『国土強靭化計画』に組み込まれている。第二次安倍政権が発足した時、不思議だなと思ったのが、突然、南海トラフ地震の危険性がメディアで宣伝されはじめたこと。安倍政権の経済ブレーン『四季の会』代表は葛西敬之氏です」

樫田氏「安倍総理はオバマ大統領にリニアを売り込んでいますが、米国は何兆円も出して買わないでしょう。ただ安倍総理と葛西さんは、技術料はタダだよ、と言っていますからね。WSJの記者も『いやー買わないよ』と言っていました」

樫田氏「1990年代は、リニアは国内では実験だけやって国外に輸出するのだろうと囁かれていた。しかし2007年に突然、自前でやるんだと言い出した。これにはみんなが驚いた。推進派でさえ、建設を諦めていましたから」

樫田氏「一番最悪なのは、品川―名古屋でストップして、これも実験線にしてしまうのではないかということ。とにかく、少なくとも国会で議論すべきで、そこで決着が出るまでは事業はストップさせておくべきです」

樫田氏「原発は今や多くの人が取材しています。それは事故が起きたから。リニアの問題は工事の段階でもうすでに、問題の本質が見えています。だからもっと多くのジャーナリスト、メディアに取材して欲しい。私一人ではとても追いきれません」

樫田氏「今取材したいと思っているのが、財務省がどう考えているのかです。財務省はこんな事業に何兆円も国費は投入したくない、と考えているはずです」

樫田氏「最後に一つ。リニアで最大の被害を受けるのが長野県大鹿村です。残土を運ぶトラックが一日平均1736台、1分に3台、10年間走り続けます。園児たちは園庭で遊べない、洗濯物も干せない、道路一つ渡れなくなるでしょう。あまりに非現実的な話です」

樫田氏「去年の説明会で村の18歳の女性が、『村長、住民投票をやりましょう!』と訴えました。JR東海は『住民の反対がある限り無理矢理に工事はしません』と言っている。ただこの『住民』は村の対策委員会を指す。委員会が村長に委ねたら一存で決まってしまう」

IWJでは今後もリニア問題を追及していきます。

この記事へのコメント:

この記事へコメント:する















ラビット黒

Author:ラビット黒
いつも来てくれてありがとうございます。

疲れ気味の年代です。
毎日嫌なことが多いですね。
忘れることも必要です。

名前:
メール:
件名:
本文:

QR